今回は、女優の鈴木砂羽さんについて、取り上げていきたいと思います。
昨今、男性映画監督による女優への性加害が話題になっていますが、鈴木砂羽さんもまた、過去に映画監督から罵倒されたという経験を明かして、世間にショックが走ったのでした。
そこで、ここでは、そんな鈴木砂羽さんとは、どういった女優だったのか、見てまいりたいと思います。
また、鈴木砂羽さんが初主演することになった映画『愛の新世界』についても、そのあらすじと感想を調べてみました。
それでは、さっそく、こういった鈴木砂羽さんに関する話題を、ご覧ください。
鈴木砂羽のプロフィール
鈴木砂羽さんは、1972年9月20日、静岡県出身の50歳。
1994年、映画『愛の新世界』で主演したことによって、注目を集めます。
その演技への評価は、ブルーリボン賞新人賞、キネマ旬報ベストテン新人賞、毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞などを総なめにするという、すごいものでした。
プライベートでは、2011年、俳優の吉川純広さんと結婚したものの、2015年、離婚しています。
これまでに出演した映画は、『姑獲鳥の夏』、『スープ・オペラ』、『俺物語!!』など。
これまでに出演したドラマは、『明日、ママがいない』、『まれ』、『江~姫たちの戦国~』などとなっていました。
そんな鈴木砂羽さんは、2022年4月12日、過去に映画監督から罵倒されたという経験を暴露して、注目されることになったのでした。
それは、今から十数年前に行われた映画の試写会でのこと。
鈴木砂羽さんが出席したところ、映画監督から試写の感想を求められ、これに応じて感想を述べたら、映画監督は怒りだしたというのです。
そして、映画監督が過去に交際していたとみられる女優について、その女優が売れたのは自分のおかげなのだと語ったうえで、二度と顔を見せないようにと罵倒したとのこと。
これに鈴木砂羽さんもまた反論して、以後、2人はケンカ別れとなったということでした。
まさか、映画の世界の舞台裏において、このようなグロテスクなことがあったなんて、悲惨としかいいようがありませんね。
鈴木砂羽の映画『愛の新世界』とは
さて、そんな鈴木砂羽さんが初主演することになった映画『愛の新世界』とは、どのような作品だったのでしょうか。
こちらは、鑑賞する対象が大人に限られるタイプの作品なのでした。
原作は同名のエッセイで、島本慶さんが風俗ルポをするなかで、約60人に及ぶ風俗嬢の声を綴ったというもの。
そして、原作エッセイは、これだけではなく、荒木経惟さんの写真が複数掲載されたという写真集でもあったのです。
これを高橋伴明監督が映画化したのが、映画『愛の新世界』なのでした。
キャストは、哀川翔さん、宮藤官九郎さん、阿部サダヲさん、杉本彩さん、田口トモロヲさん、萩原流行さん、武田真治さん、袴田吉彦さんなどとなっています。
映画『愛の新世界』は、けっこう観る人を選ぶような内容ながらも、出演していた俳優、女優は、すごい顔ぶれだったのですね。
鈴木砂羽の映画『愛の新世界』のあらすじ
続いては、鈴木砂羽さんが初主演することになった映画『愛の新世界』のあらすじを見ていきたいと思います。
SМ女王のレイは、昼間はまったく別の顔があり、なんと、舞台女優として活動していたのでした。
一方、風俗嬢であるアユミは、年齢よりも若く見えるルックスが武器で、医者のタマゴと同棲しており、彼と早く結婚をするために貯金しようと性産業で働いていたのです。
そんななか、レイとアユミは、出会うことになって、すっかり仲良しになりました。
そして、そんなレイとアユミの青春が描かれていくのです。
鈴木砂羽の映画『愛の新世界』の感想
おしまいに、鈴木砂羽さんが初主演することになった映画『愛の新世界』に対するネット上の感想です。
レイ役を演じた鈴木砂羽さんへの評価は高いものがありました。
SM女王の役に感激したというものや、舞台女優の役に関しても最高だというものなど。
また、レイが所属している劇団の演出家役の松尾スズキさん、劇団員役の宮藤官九郎さん、阿部サダヲさんなどの演技も評判となっていたのです。
名優たちの若かりし頃の演技が既にすごくて面白かったというコメントもあります。
もし、機会がありましたら、このような映画『愛の新世界』を、ぜひ、鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
ということで、今回は、鈴木砂羽さんについて、いろいろと取り上げてまいりました。
女優として、すばらしいプロフィールの持ち主であった、鈴木砂羽さん。
また、鈴木砂羽さんが初主演することになった映画『愛の新世界』についても、あらすじといい、感想といい、とても興味深いものだったのではないかと思います。
しかしながら、このような鈴木砂羽さんに対して、過去に映画監督による罵倒という事実があったとは、残念というほかありませんよね。
鈴木砂羽さんも、微妙なことだったのに、声をあげたのは大変だったでしょう。
このようなことが映画界で二度と起こらないよう願うばかりですね。