横山秀夫さんといえば、日本を代表するミステリー作家として、とても有名な人物です。
そこで、ここでは、そんな横山秀夫さんの作品のなかから、『ノースライト』を取り上げていきたいと思います。
『ノースライト』は、主人公である一級建築士が、みずからの設計した家にまつわる謎に迫っていくというミステリーでした。
それでは、そんな『ノースライト』に関することを、いろいろと見ていきましょう。
『ノースライト』のあらすじは、どうなっていたのでしょうか。
また、『ノースライト』には、ドラマ版もありましたので、こちらのキャストやネタバレについても、あわせてご覧ください。
1.『ノースライト』のあらすじ
主人公である一級建築士の青瀬稔は、長野県に向かいます。
青瀬稔が向かっていたのは、自身が設計した新築の家であるY邸でした。
青瀬稔が設計したY邸には、あらたに家族が引っ越してくることになっていたのです。
ところが、どういうわけなのか、青瀬稔が行ってみると、Y邸に家族の姿はありませんでした。
Y邸のなかには、電話機、それから古い椅子のみが残されていたというわけです。
青瀬稔は、Y邸に住むはずだった家族が、いったい、どこに行ってしまったというのか、気になり出します。
また、伝説的な建築家であるブルーノ・タウトと椅子にどういった関係があったのかも。
そして設計事務所の命運がかかっていたコンペの行方についても、描かれていくことになるのでした。
2.『ノースライト』の感想
『ノースライト』の作者である横山秀夫さんは、とくに警察ネタで知られているミステリー作家です。
これまでに、『陰の季節』、『半落ち』、『臨場』、『64(ロクヨン)』など、すぐれた作品で評価されてきました。
『ノースライト』はしかし、こういった横山秀夫作品とは一線を画した、建築ネタ。
横山秀夫さんの作品のなかでも、異色だといえるでしょう。
これまで横山秀夫さんのファンではなかった方にも、手に取っていただきたいと思います。
3.『ノースライト』のドラマ版のキャスト
続いては、『ノースライト』のドラマ版についても確認していきましょう。
『ノースライト』のドラマ版は、NHKにおいて、2020年12月12日と12月19日に放送されました。
そんな『ノースライト』のドラマ版のキャストは、主人公の青瀬稔役が西島秀俊さん。
西島秀俊さんは、1971年3月29日、東京都の出身で、2021年2月現在の年齢は、49歳です。
これまでにドラマでは、NHK大河ドラマ『八重の桜』、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』、『ストロベリーナイト』、『MOZU』、『流星ワゴン』、『無痛~診える眼~』、『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』、『奥様は、取り扱い注意』、『名探偵・明智小五郎』、『きのう何食べた?』など。
映画では、『ニンゲン合格』、『Dolls』、『帰郷』、『CUT』、『ストロベリーナイト』、『劇場版 MOZU』、『クリーピー 偽りの隣人』、『空母いぶき』、『任侠学園』、『サイレント・トーキョー』などに出演してきました。
その他、岡嶋昭彦役が北村一輝さん、岡嶋八栄子役が田中麗奈さん、岡嶋一創役が川口和空さん、吉野陶太役が伊藤淳史さん、吉野香里江役が徳永えりさん、村上ゆかり役が宮沢りえさん、村上日向子役が長澤樹さん、池園孝浩役が池田鉄洋さん、津村マユミ役が田中みな実さん、石巻豊役が柄本時生さん、竹内健吾役が井之脇海さん、能勢琢己役が青木崇高さん、鳩山司郎役が竹財輝之助さん、繁田満役が戸田昌宏さん、深水役が李千鶴さん、村田役がでんでんさん、ギプスの男役が勝矢さん、信濃追分の蕎麦屋の主人役が春海四方さん、上多賀の女将役が梅沢昌代さん、藤宮春子役が山口果林さん、青瀬年雄役が寺脇康文さん、吉野伊佐久役が林泰文さん、山下草男役が品川徹さん、ブルーノ・タウト役がルネ・ボスマンさんとなっています。
4.『ノースライト』のドラマ版のネタバレ解説
おしまいに、『ノースライト』のドラマ版の内容も見ていきましょう。
吉野陶太から依頼を受けた一級建築士の青瀬稔は、長野県に家を新築することに。
青瀬稔は設計事務所の所長の岡嶋昭彦のサポートもあって、吉野陶太の望む家をしっかり完成させました。
吉野陶太だけではなく、その家族からも評価されることになった、青瀬稔。
もっとも一年後、吉野陶太も、その家族も、家に何故か引っ越していなかったことが判明したのです。
家の中にあったのは、ブルーノ・タウトゆかりの椅子だけなのでした。
はたして、吉野陶太とその家族に、何があったというのでしょうか?
まとめ
ということで、今回は、『ノースライト』について見てまいりました。
原作の小説のほうも、西島秀俊さん主演のドラマのほうも、それぞれ魅力的な謎に満ちていて、たまりません。
ぜひ、小説やドラマを見て、引っ越してこなかった家族に関するさまざまな謎の真相を解き明かしてみてください。
【参考】