2018年に公開されたハリウッド映画のなかでも、とくに注目された作品といえば、映画『ファーストマン』ではないでしょうか。
映画『ファーストマン』は、あまりにも有名な宇宙飛行士のニール・アームストロングさんの伝記作品でした。
ここが、一般的なSF映画とは一線を画したところであるといえるでしょう。
それでは、映画『ファーストマン』とは、どのような内容だったのか、これから、そのあらすじ、ネタバレを見てまいりましょう。
また、映画『ファーストマン』では、ニール・アームストロングさんが主人公ながら、彼を英雄として描かなかったことでも注目されていましたので、その理由も確認していきたいと思います。
目次
1.映画『ファーストマン』のキャスト
映画『ファーストマン』で主人公のニール・アームストロング役を演じるのは、ライアン・ゴズリングさん。
ライアン・ゴズリングさんは、1980年11月12日、カナダの出身で、2020年11月現在の年齢は、40歳となっています。
これまでに、映画では、『完全犯罪クラブ』、『きみに読む物語』、『ハーフネルソン』、『ラースと、その彼女』、『ブルーバレンタイン』、『幸せの行方…』、『ラブ・アゲイン』、『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』、『L.A. ギャング ストーリー』、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』などといった作品に出演してきました。
ほか、映画『ファーストマン』のキャストは、ジャネット・アームストロング役がクレア・フォイさん、エド・ホワイト役がジェイソン・クラークさん、ディーク・スレイトン役がカイル・チャンドラーさん、バズ・オルドリン役がコリー・ストールさん、エリオット・シー役がパトリック・フュジットさん、デイヴ・スコット役がクリストファー・アボットさん、ボブ・ギルルース役がキアラン・ハインズさん、パトリシア・ホワイト役がオリヴィア・ハミルトンさん、ジェームズ・ラヴェル役がパブロ・シュレイバーさん、ガス・グリソム役がシェー・ウィガムさん、などとなっています。
ライアン・ゴズリングさんをはじめ、各キャストの演技に期待していきましょう。
2.映画『ファーストマン』のあらすじ
ニール・アームストロングは、嫁のジャネット・アームストロングといっしょに、病弱な娘のカレン・アームストロングの世話をしつつ、テストパイロットをしていました。
しかし、カレン・アームストロングは、両親の努力の甲斐もむなしく、幼くして亡くなってしまいます。
その後、宇宙飛行士になろうと決意し、これを実現させた、ニール・アームストロング。
宇宙飛行士として、ニール・アームストロングは、人類初の月面着陸をめざして、特訓していきました。
しかしながら、月面着陸をめざすアポロ計画では、その前の段階で、すでに、命を落とす者も複数、出てきてしまっていたのです。
ニール・アームストロング自身も危険な目に遭いますが、マスコミからバッシングを受けながらも、NASAは、従来通り、アポロ計画をあきらめることはありませんでした。
その後、ニール・アームストロングは、さらに仲間たちを事故で失ってしまい、精神的に追い詰められていきます。
しかし、こともあろうに、ニール・アームストロング自身がアポロ11号の船長に任命されることになったのでした。
こうして、ニール・アームストロングの月面着陸をめざした、あまりにも厳しい戦いが始まっていくのです。
3.映画『ファーストマン』のネタバレ
家族との別れを終えた後、ニール・アームストロングは、とうとう、アポロ11号の船長として、月面をめざして出発します。
そしてニール・アームストロングは、とうとう、人類の悲願だった月面着陸を成し遂げました。
月でニール・アームストロングの発した言葉は、世界各地に発信され、このようにして、人類はあらたな歴史へ向かって一歩を踏み出すことになったのです。
その後、ニール・アームストロングは、地球への帰還をはたしました。
ニール・アームストロングは、ジャネット・アームストロングと感動の対面をします。
それはとても静かなものでしたが、感動的なものなのでした。
4.映画『ファーストマン』でアームストロング船長を英雄として描かなかった理由
このように、ニール・アームストロングさんを描いた、映画『ファーストマン』。
しかし、劇中では、ありがちな主人公の美化がありませんでした。
では、あえて、映画『ファーストマン』で、ニール・アームストロングさんを英雄として描かなかった理由は、何だったのでしょうか。
これは、本作がニール・アームストロングさん自身の伝記を原作としていたからではないでしょうか。
英雄譚もいいですが、このような形式の作品も、たまにはいいものですね。
映画『ファーストマン』は、ハリウッド史に残る大傑作ですね。
なんといっても、フィクションではないところが、すばらしいと思います。
ニール・アームストロングさんの残した功績は、これからも永遠に輝き続けるに違いありません。